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箱根駅伝 [Diary]

毎年1月2日と3日には箱根駅伝を観ています。

私はマラソンを始めとした陸上競技の観戦には、それほど強い興味はないのですが、
箱根駅伝だけは別です。

なぜなら箱根駅伝は、
駅伝なので、本来はマラソンという個人競技でありながら、たすきを渡すことで集団競技という一面も持ち合わせているからと、
大学対抗なので、選手が大学の名を背負い一丸となって走っているからです。

選手個人がより速いタイムを残そうとする姿勢や葛藤、選手のコンディションやコースとの相性をみて誰をどの区間で走らせるかを決める采配、選手がともに練習してきた仲間へ少しでもいい順位でたすきを渡そうとする想い、
これらから生まれる数々のドラマに魅了されます。


箱根駅伝は多くの人が楽しめる大会だと思いますが、これから観ようとする方は、ただ選手や大学の名前、実力を憶えただけでは箱根駅伝を存分に楽しめないと思います。

楽しむためには、
1.箱根駅伝という大会が駅伝を走る学生にとってどういう位置づけなのか
2.箱根駅伝のコース(それぞれの区間の特徴)
3.箱根駅伝出場校決定のシステム
の3つを知っていた方がより楽しめると思います。

1.箱根駅伝という大会が駅伝を走る学生にとってどういう位置づけなのか
箱根駅伝は学生駅伝の中で最も世間の注目を集めている大会ですが、実は(基本的には)関東にある大学しか出場できません。
関東チャンピオンを決める地方大会なのです。
けれども、ある年から日本テレビが中継放送を始めて以来、正月の風物詩として全国的な知名度を獲得しました。
その結果、関東の大学では、PR効果を狙ってのこともあって、1年間の最大の目標として箱根駅伝を据えるところが多い傾向にあります。
なので、学生にとっても1年間の調整のピークに持ってくる重要な大会になっており、懸ける想いは一入です。


2.箱根駅伝のコース(それぞれの区間の特徴)
箱根駅伝のコースは全10区間で構成され、1日目に東京-箱根間の往路(1〜5区)を走り、2日目復路(6〜10区)を走ります。
各区間の詳細な特徴はさておき、箱根駅伝のコースの特徴でもあり、近年の最も見どころがあるのが5区です。
箱根峠を上るコースになり、選手は800m以上の標高差を走り上がらなければいけません。全区間最長コースでもあります。
特殊な区間なので、大差がつきやすく、逆転が多くみられます。

ここ最近は昨年に東洋大学の柏原竜二くんが登場して以来、各大学はいかに4区までに東洋大学との差を広げておくかが一つのキーポイントになっているように思います。

昨年の第85回大会で、まだ1年生だった柏原竜二くんは5区で8校を抜き、しかもそれまでの区間記録を47秒も更新し、鮮烈にデビューしました。
当時観ていたときの衝撃はまだ憶えています。
大抵の選手が上り坂になってペースがダウンし、へとへとになっていくのに対して、彼はほとんど変わらないのです。
8校を抜き、さらに2位と大差をつけてゴールし、その年の東洋大学の優勝に大きく貢献しました。
今思うと、相当なブラックホースだったのではないでしょうか。

今年は出雲大会にも調整が間に合わず出場しなかったり、全日本でも区間4位とふるわなかったりと調子が悪いようですが、ぜひ今回もあの軽快な山上りを観たいです。


3.箱根駅伝出場校決定のシステム
箱根駅伝のゴールシーンでは、盛り上がる場面が2つあります。
1つはもちろん優勝校が決まる瞬間です。

そして、もう1つは10位校が決まる瞬間です。

なぜなら、上位10校まではシード校として次の年の箱根駅伝にそのまま出場できるのです。

箱根駅伝に出場するのには、大きく分けて2つの方法があり、シード校になるか、予選会での成績がよいかのどちらかです。

予選会を通過しての出場は、年間のコンディションのピークを一度予選会に合わせてあげていかなければいけないので、シード校に比べてかなり不利な状況にさらされます。
また、駅伝は走者全員(箱根駅伝ならば10人)のコンディションが良くないといけないので、もし予選会のときにたまたまメンバーの誰かが体調を崩して負けてしまったら、もう箱根駅伝には出られないのです。

なので、順位が10位付近の大学は必死になって10位以内に入ろうとします。
わずかの差でも、10位と11位ではその次の1年間の過酷さがまるで違うのです。


以上の3つのバックグラウンドを踏まえながら、箱根駅伝をチームプレーのある個人競技として観ると、感動な場面がいくつも出てきます。

最近の大会で一番感動したのは、同じく第85回大会で途中棄権した城西大学の話です。

当時、8区を走っていた城西大学の石田亮くんは、低血糖のため棄権してしまいました。
たすきは、ともに走ってきた仲間へと繋ぐことができず、
城西大学は次の年の箱根駅伝に出場するためには、予選会で勝ち抜かないといけなくなりました(もともと順位は14位だったので石田くんが完走しても微妙なところでしたが)。
しかも、途中棄権した大学の記録は個人記録も含めて参考記録となるので、
石田くんの後に走った9区の伊藤くんはタイムは区間賞よりも30秒速かったのにも関わらず公式記録としては残らないという可哀相な結果になりました。

棄権した際の石田くんは可哀相なくらい泣いていて、何度も申し訳ないと言っていました。
そこからの1年間は後悔や不甲斐なさなどを感じて本当に辛かったことと思います。

しかし、石田くんの頑張りもあって城西大学は予選会を通過し、みごと次の年、箱根駅伝に舞い戻ってきました。

そして、8位でたすきを渡された7区石田くんは、いったん9位に順位を落としながらも後半追い上げ7位でたすきを渡し、最終的に城西大学は6位でゴールし、シード権を獲得しました。

下が関連動画です。



棄権した石田くんを責めずに見守ったチームメイトの心の温かさや、
一度は退部を考えつつも逃げずにみごとリベンジを果たした石田くんの努力と想いにとても感動させられました。
そして、駅伝にはひとりだけどひとりじゃない、One for All , All for Oneの戦いがあると感じました。


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来年の第87回箱根駅伝は、
3連覇を狙う東洋大学と大学駅伝3冠を目指す早稲田大学の一騎打ちになりそうな気がしますが、
勝負を大きく左右する5区に柏原くんがいる東洋大学がわずかに優位でしょうか?
早稲田大学がいかに4区までに差をつけられるかにかかっています。
そう考えると、東洋大学の設楽啓太くん、悠太くんの双子の兄弟の走りも俄然重要になってきます。

長くなりましたが、当日は実家のテレビやワンセグ携帯を駆使して、可能な限り全区間を観たいと思います。


箱根駅伝公式Webサイト http://www.hakone-ekiden.jp/ (公式サイト)
第87回箱根駅伝 http://www.ntv.co.jp/hakone/index.html (日本テレビの特集サイト)
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