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庄内映画村オープンセット [Scenery]

山形県の庄内平野の市町村は、多くの映画のロケ地になっています。

例えば、鶴岡市は「たそがれ清兵衛」「武士の一分」「隠し剣 鬼ノ爪」「蝉しぐれ」といった一連の藤沢周平原作映画のロケが行われました。
近年は、近隣の酒田市や遊佐町とともに、アカデミー賞を受賞した「おくりびと」のロケ地として有名で、公開以来多くの観光客で賑わっているそうです。

そんな庄内平野の、人里離れたところに「庄内映画村オープンセット」はあります。

ここは、鶴岡市羽黒町の月山山麓に位置する88ヘクタールの敷地を、時代劇のオープンセットとして整備したものです。
一応、観光客を受け入れられるように、一般公開もされています。

ただ、そもそも更地だった場所に、映画の制作会社が必要に応じてセットを建てているだけであって、観光客が快適に見学できるようにアメニティ等がきちんと整えられているわけではありません(最低限のものはありますが)。
なので、観光目当てで行くと、少し肩透かしを食うかもしれません。

庄内映画村オープンセット_01.JPG

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大松庵 -@山形県鶴岡市 [Cafe]

先週末、家族で山形県の鳥海山を目指して、1泊2日の旅行へ出かけました。
今日から、少しずつその思い出を書きます。

初日は鶴岡市に行ったのですが、まず問題になったのは、どこで昼食を食べるかということ。
山形県は、蕎麦どころなので、まずは蕎麦を食べるということは決定しました。
そこで、美瑛でのgoshに続き、食べログで「鶴岡市」「そば」で検索したところ、一番上に表示されたのが、今回行った「大松庵(だいしょうあん)」です。

お店は、国道7号線沿いにありました。
お店に着くと、まず山羊のメイちゃんが迎えてくれます。
このメイちゃん、実はお店で大活躍していたのですが、その話は後ほど…。

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建物は、木造の古屋敷で、素朴でとても趣がある佇まいです。
これは、約二百年前の慈善家鈴木今右衛門の旧宅を移築したものだそうです。

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店内も、レトロな雰囲気で、広々とした土間があったり、囲炉裏付きの座敷があったりと、昔ながらの農家の風景が広がっています。

鈴木今右衛門さんがキリスト教信者だったのか、キリスト教関係の飾り小物がところどころに置かれてあり、それが和洋折衷の独特な雰囲気をつくっています。

大松庵_04.JPG

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銀山温泉 [Architecture]

山形県尾花沢市の辺境に、銀山温泉はあります。

銀山温泉は、NHKの連続テレビ小説「おしん」で有名になりました。
いくつもの橋が連なる川の両岸に、大正から昭和初期にかけて建設されたモダンな木造旅館が並んでいます。

温泉街としての規模はそれほど大きくはありませんが、とても風情があります。
電線を地中化しているところや通りにガス灯を設けているところ、看板のデザインなどから、町ぐるみで歴史的景観を大事にしているのも伝わってきます。

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銀山温泉にある建物は、どれも三四層ほどで、白い壁とバルコニーを備えています。
夜になると、ガス灯が灯り、大正ロマン溢れる光景を目にできるそうです。

温泉街は景観保全のために車両進入禁止で、温泉客は温泉街の入口に車を置いて、徒歩で温泉街に向かいます。

銀山温泉_02.jpg

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東京湾大華火祭 -@台場 [Event]

先週の土曜日に、「東京湾大華火祭」に行って参りました。
と言っても、主会場の晴海周辺ではなく、御台場にある「アクアシティお台場」の屋上観覧席からの観覧です。

東京湾を挟んでレインボーブリッジの向こう側に花火が見えるので、若干花火が遠く感じられ、臨場感は少し半減していたのが残念ですが、
花火と同時に東京湾、レインボーブリッジ、東京タワー、東京の摩天楼と、「これぞ東京!」と思わせる風景を見ることができるのが何とも乙です。

東京湾花火大会_01.jpg

花火と言っても、様々な種類の花火があります。
打上花火、ナイアガラ、スターマイン…。

打上花火で、尺玉をいくつも同時に打ち上げると、確かに迫力は凄いですけど、花火本来の形がわからなくなりますし、風情に欠ける気がします。

個人的には、大きな花火を一発夜空高くに打ち上げるのが風流かと思います。

東京湾花火大会_02.jpg

それにしても、花火は綺麗に写真に収めるのが難しいです。
いろいろな方のブログを拝見すると、とても綺麗に撮れていて、自分でも簡単に撮れそうな気がしてしまうものですが。

東京湾花火大会_03.jpg


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花火は、江戸時代から日本で親しまれているそうです。
掛け声が生まれ、夏の風物詩と呼ばれる日本の伝統文化のひとつです。

数々の伝統文化が、廃れて後継者がいなくなったり、若者には親しまれなくなっている中、
平成の今でも若者が浴衣を着て花火大会に行ったり、毎年技術が進歩していたりするのは何だか不思議な気がします。
いつの時代も変わらない、普遍的な魅力があるように思います。
それは、人間が本能的に火に魅力を感じるからなのでしょうか。


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森舞台 [Architecture]

素敵な空間なのに、アクセスしづらい場所にあったり、規模が小さく用途が非常に限定的だったりするために、人知れずひっそりと佇む、そんな建築がたくさんあります。

隈研吾さんが設計した能舞台「伝統芸能伝承館 森舞台」もそんな建築のひとつだと思います。

「森舞台」は、宮城県北部の登米市にあります。
近くに電車の駅もなく、県道から少しはずれたところにあり、しかも高校の裏手にあるので、とても見つけづらいです。
実際、叔父がこの近辺で働いているのですが、この建築の存在をまったく知らなかったそうです。
そんな隠れたスポットです。

けれども、この建築はサントリー美術館や根津美術館を手掛けた有名建築家の作品でもあり、過去に日本建築学会作品賞も受賞したことがある、建築作品としては評価の高いものなのです。

森舞台_01.JPG

その名のとおり、建築の背後に竹林が高々と茂り、森が舞台の背景となっています。

森舞台_03.JPG

舞台正面の奥の鏡板には、日本画家千住博さんがによる老松と若竹が描かれてあります。

また、この能舞台は、演者が床を踏んだ際に響く音響効果を高めるために、舞台の下に瓶を置いてあるのですが、
その位置や向きは、現存する日本最古の能舞台として知られる「京都西本願寺北能舞台」を参考に配置されているそうで、能舞台としても本格的につくられています。

森舞台_04.JPG

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Gosh [Cafe]

食事をするお店を探すときによく食べログを使います。
iPhoneアプリ版ですと、GPS機能と連動して現在地周辺の評判が高いお店を見つけてくれます。

エリアを美瑛町にして、キーワードを「カフェ」にして検索すると、一番上に出てくるのが「Gosh」です。
美瑛町美馬牛にあります。
美瑛にありますが、丘に囲まれた中にあるのではなく、わりと市街地化されたところにあります。

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インテリアは木を基調としたナチュラルテイストなもので、時折レンガが使われています。
店内はそれほど広くはないのですが、天井が吹き抜けなので狭苦しい感じはまったくありません。

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この日いただいたのは、「赤井川産の豚ロースのゴルゴンゾーラソース」です。
正直、所詮カフェと侮っていたのですが、料理は見た目も味もしっかりしていて、特にソースは本格的でした。
ゴルゴンゾーラの濃厚なソースにじゃがいもをつけて食べるのがすごく美味しかったです。

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自家焙煎しているというコーヒーは、コーヒーそのままの味で楽しまなくて申し訳ないと思いつつ、カフェオレにしてもらいました。
カフェオレでもコーヒーのコクと程良い苦みが依然として効いていて、普段飲んでいるカフェオレとの差は歴然でした。

食事には、カゴ一杯のパンがついていて、そのパンは店内でも売られていました。
ライ麦パンやドライフルーツの入ったパンなど、普段あまり食べないようなパンがあります。
食べ残したときは、包んで持ち帰りできるようにしてくれるというサービスの良さにも感激しました。

Gosh02.jpg

食事をしに来店しているお客さんは、観光客が多いように感じましたが、一方で、地元の人らしき方々がさっと来てコーヒー豆やパンを買っていっている姿が印象的でした。
地元の人に愛されているカフェって何だか素敵ですね。
のどかな美瑛で上質なコーヒーやパンを楽しめる生活に憧れます。


自家焙煎珈琲店 Gosh  http://www.gosh-coffee.com/index.html
営業時間:10:00 – 17:00(LO 16:30)
住所:北海道上川郡美瑛町美馬牛街地
定休日:火曜日定休
0166-95-2052


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水の教会 -@アルファリゾート・トマム [Architecture]

アルファリゾート・トマムには、安藤忠雄さん設計の「水の教会」があります。
光の教会(茨木春日丘教会)が壁に十字のスリットを入れて、光の十字架を見せるのに対して、この水の教会は、十字に組まれた鉄骨を池に立てて、水に浮かぶ十字架を見せます。

日中に見学しに行ったら、挙式を行っているため中には入れないと言われてしまいました。
しかたなく、外観のみを撮影し、夜に開催される見学会に望みを託してホテルに引き返しました。

水の教会は、木が生い茂る森の中にあります。
鉄筋コンクリート造の建物の目の前に池があり、そこに前述の十字架があるのです。
外観は、上部のガラスに囲まれて立っている4本の鉄筋コンクリート造の十字架が印象的でした。

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そして、夜21時になり、見学会へ。

水の教会03.jpg

暗い闇の中で、森と水に浮かぶ十字架がライトアップされていました。
水面に森が映り込んでいるのと、十字架の凛とした佇まいが綺麗でした。
かすかに虫の声や樹々のざわめきが聞こえるのがいっそう静けさを強調していました。
同行していただいたスタッフの方によると、建築が森の音を集めるような形態になっているそうです。

コンクリートで囲まれた屋内だけではなくて、目の前の池とその向こうに見える森と空も合わせてひとつの建築になっているのがわかります。
本来は祭壇と池の境界には一面の大きなガラス窓あるのですが、それを開けたときには、完全にその存在感を忘れて内部空間と外部空間が一体的に感じられるように、サッシは壁に埋め込まれ、ガラス窓も全部建築のとなりにスライドして見えなくなるようになっています。

水の教会02.jpg

また、普通、教会は祭壇が参列席より高くなっているものですが、この水の教会は、一段低くなっています。
そのため、祭壇に立つと、とても水面が近くに感じます。

この建築は、「水に浮かぶ十字架と森をバックに結婚式をあげる」という体験を中心に据えて設計された思いますが、
その体験の感動がより一層大きくなるように、窓の開け方やしまい方を工夫して内部空間と外部空間を一体化したり、祭壇を水辺に近づけたりと、建築全体の構成からディテールまで気を使っていることに感激しました。
池の面積や十字架の位置も綿密に計算されていると思います。

水の教会は、メインとなる体験の純度をどれだけあげていくか、を徹底的に突き詰めた建築でした。


水の教会 Chapel on the water  http://www.waterchapel.jp/


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雲海テラス -@アルファリゾート・トマム [Scenery]

アルファリゾート・トマムは、北海道勇払郡占冠村にある通年型複合リゾート地で、冬はスキー、夏はゴルフやアウトドア・アクティビティが楽しめます。

バブル景気のさなかに開発されたものの、その後のバブル崩壊で開発会社が倒産し、現在はリゾートホテルの再興に実績のある星野リゾートが既存施設の維持を中心に運営管理を行っています。
なので、リゾート内には超高層ホテルを中心としていくつもの施設があるのですが、そのどれもが天井高が低かったり、バブル期を彷彿とさせるデザイン(コンクリートむき出しに木製の扉をつけている、照明が間接照明ではなくダウンライト、など)だったりと、若干の古くささを感じます。

トマム01.jpg

こちらは、ホテル「ザ・タワー」です。
数年前、それまでのレンガ調の外壁が老朽化したため、クライン・ダイサムが改修を行っています。
EPS(発泡ポリスチレン)を外壁全面に張る外断熱化をしたとか。
それにしても、すごい色遣いです。日本人にはできない気がします。

さて、このアルファリゾート・トマムの最大のウリは何と言っても「雲海テラス」です。
トマムは寒暖差が作り出す空気の層と、空気がゆったりと滞留するボウル型をした独特の地形のため、雲海が発生しやすいそうです。

早朝5時にゴンドラに乗って山頂付近のテラスへ。

雲海テラス04.jpg
雲海テラス02.jpg

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土門拳記念館 [Architecture]

山形県酒田市にある『土門拳記念館』は、土門拳の全作品を収蔵展示する世界初の写真美術館だそうです。

谷口吉生さんの設計で、1983年の竣工です。
土門拳とは、「古寺巡礼」と称して全国各地にある寺院や仏像の写真を撮った、日本を代表する写真家です。
酒田市出身で、土門拳本人が作品を郷里に贈りたいということから、酒田市は土門拳記念館を開館したそうです。
また、2009年度ミシュラン・グリーンガイドに二つ星の観光地として紹介されました。

土門拳記念館の正面には、白鳥池という大きな池があります。
車から降りてもすぐには建築が見えず、サインに導かれて記念館に向かうと、まっすぐ伸びた道の先にまず池が見えます。
そして、池の水際に近づいたときに、初めて美術館の姿が見えるのです。

学部生のときに、美術館の設計演習でランドスケープを専門とする先生から、建築へのアプローチ(敷地入口からエントランスまでの流れの部分)の提案を強く求められました。
あの頃は、車降りて美術館に行くまでのルートはあまり歩かない方がいいかな、程度の認識でその話を聞いていましたが、今なら実感を持ってその重要性を理解できます。
車(あるいはバス)を降りて、すぐには建築の姿が見えなくて、池に近づいたとき、つまり池の存在を強く意識した後に建築が現れる、という一連の体験は、設計者が意図する建築の世界観を来場者に浸透させることができると思います。
そして、そのためには別に建築へのアプローチが最短距離でなくていいのです。
利便性では測れない価値がそこにあります。

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写真からもわかるように、対岸から記念館を臨むとまるで建築が水の上に浮いているように見えます。
また、背後の丘の曲線と建築のシャープな直線の対比が一つの風景をつくっています。

土門拳記念館02.jpg

逆にこの建築の側から対岸を臨むと、正面の池と桜並木の向こうに鳥海山が淡く浮かんで見えます。
そのため、池を周回しながら建築を見ると、様々な風景が見えます。
山と桜と池、建築と池、建築と桜、池の水際で憩う人々と建築。
そのどれもが建築と周囲との関係性が目に見える形となったものだと思います。

土門拳記念館03.jpg

外側からの話ばかりしましたが、内部を廻っている最中にも、外に向けた開口から、周囲と対峙する場面がいくつもあります。
上の写真は、裏の丘に面した開口からの眺めです。

この建築は、そこにあることで周囲の景色に新しい意味を付加しているように思いました。
少なくともこの建築があることで、私は周囲にある山や桜、池などの景色に目を留めることができたのだと思います。

土門拳記念館04.jpg
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葛西臨海公園展望広場レストハウス [Architecture]

私が一番好きな建築家は谷口吉生さんです。

これまで見に行ったことがある谷口さんの建築は、
ニューヨーク近代美術館新館(MoMA)
葛西臨海公園展望広場レストハウス
土門拳記念館
東京国立博物館法隆寺宝物館
の4つです。

谷口さんの建築は構成がシンプルで、佇まいがすっきりしていて、建築に辿り着くまでのアプローチに込められたストーリーにいつも魅せられます。
そして、何より建築を置くことでその「場」の魅力を高めるのが上手だと思います。

葛西臨海公園展望広場レストハウスは、JR葛西臨海公園駅を出て目の前に伸びる大きな通りの先に建っています。

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外観は軽さと透明感があり、空を背景に内部を動いている人が浮いているようにも見えます。
この建築があることで、新たな風景ができあがっています。
特に、中央の門のような部分が秀逸で、あの先に何が待っているのだろうという期待感を抱かせてくれます。

葛西臨海公園レストハウス02.jpg

そして、門をくぐった先には広大な東京湾の景色が広がっていました。
見に行ったときはちょうど夕暮れどきだったこともあって、見ているだけで切なさがこみ上げてきました。

葛西臨海公園レストハウス03.jpg

たぶん、ただこの景色がそこにあるだけでは、私たちはそれほど気に留めないのではないと思います。
この建築がいい意味でじらしてくれたから、「ああ、東京湾ってこんなに広いんだな」とか「海から流れる風ってこんなに心地よかったっけ」とか感じるのだと思います。
この建築ー葛西臨海公園展望広場レストハウスは、立地している「場」の魅力を引き出すとはきっとこういうことなのではないかという、ひとつの答えを教えてくれたように思いました。

葛西臨海公園04.jpg
葛西臨海公園05.jpg


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